高岳山(たかだけやま) 阿東町、島根県吉賀町
標高 1,040m
登山日 2008年5月31日

駐車地(15:38)〜登山口(15:59)〜桐ヶ峠(16:39)〜頂上(17:15)〜展望地(17:21)
展望地(17:57)〜頂上(17:59)〜桐ヶ峠(18:21)〜登山口(18:47)〜駐車地(19:09)


所要時間 3時間31分
約6.075km



 津和野から国道9号線を山口方面へ走っていると、徳佐の国道9号線沿いに高岳山の登山口の看板を以前見かけていたので、今回登ってみた。

 天気は晴れ。気温がやや低い。車を走らせていると阿東町徳佐で20℃を切っている。

 登山口へ向かう看板があるので見落とさないように車を走らせる。しかし、一つ看板が見にくくなっていたようで、民家の庭先へ入ってしまった。そこにおられたおじさんに道を聞いてみた。
 おじさんからは、親切に道を教えていただいた。おじさんには、さらにわざわざ庭先を出て、迷わないよう道を教えていただいた。田舎の人の親切には感謝である。おかげで無事登山口へ続く道へ進むことができた。

 登山口に続く林道は、そう悪い道ではないが、普通車で通ったため、車の腹を時々石でこすってしまった。鈴ノ大谷山も同じようなことがあったが、今のところ車に異常はない・・・ようだ。

 車では走りにくいので、道が分岐した所が広くなっていたので、車を置いて林道を歩くこととした。
 ちょっとした登りの林道を約20分間歩く。林道だけで登山口まで標高差が130mもある。

 林道終点が登山口になっている。先の雨だろうか水がとても豊富だ。道は迷うことはないが、急坂が桐ヶ峠近くまで続く。
 桐ヶ峠付近までどこに潜んでいるか解らないが、カエルの鳴き声が多く聞こえた。水が多いためだろう。

 桐ヶ峠は、島根県側の古江堂へ続いている。桐ヶ峠では、フクロウが近くで鳴いていたが、姿を見ることはなかった。

 桐ヶ峠からは、稜線を緩やかな道が続く。しばらく行くと、キツツキが枯れた木をつつく”コンコンコンコン”という音がすぐ近くに聞こえた。意外と大きな鳥で、とても近くで姿を見ることはできたが、残念ながらカメラに納めることはできなかった。

 稜線を歩いていると、道は下りとなり、その先は登りで、とてもきつい、また長い急坂となる。
 その道は、左右にイワカガミが大変多くあって、花の時季ははずれていたため可憐な花は臨めなかったが、そのつややかな葉は、とてもさわやかで急坂の疲れを癒してくれた。

 イワカガミやドウダンツツジに助けられながら、急坂を登り切ると頂上だ。頂上は三角点のみで狭く、通過点のようだ。陽は当たらないので夏は涼しそう。周りはブナなどが覆う。

 頂上から展望地へ。展望地へ行く途中に明るいブナ林をやり過ごす。緑がとてもきれいだ。

 展望地は、西に開けていて、十種ヶ峰が正面に見える。
 この日は、湿度は高いが気温があまり高くはなく、頂上ではとても過ごしやすかった。また、霞がひどくて、十種ヶ峰はまともに見えないのがちょっと残念であった。

 頂上では、登山道に通づる国道9号線沿いのJAの店で買ったリンゴパイをほおばる。おいしいがちょっと(?)意外な味を楽しんだ。
 教育委員会設置(筆記用の鉛筆と鉛筆削りまで用意されてました。)のノートもあったので、すばらしい自然もあって少し書き込みをしておいた。

 遅く登ったので、暗くなってはとやや早足で降りたが、思いの外早く降りることができた。
 自然がものすごく豊富で驚きの山であった。

 車の所にたどり着いたころは、息が少し白く、車の温度計は14℃でとなっていた。日没はまだ先であったが、山間部のため暗くなっていて、帰り際に林道入口の写真を撮る時は、ストロボがないと撮れなかった。
そこには、熊出没の看板があり、時々は熊が出るようであるので、山登りの時、注意は怠らないようにしたい。
 
林道終点にある登山口

登山口付近。水が豊富だ。

頂上近くにあったギンリョウソウ

桐ヶ峠近くの登山道。

桐ヶ峠。頂上は左へ。右に行くと三ヶ峰方面

桐ヶ峠にある石標

桐ヶ峠からは立派なブナがある。

ベニドウダンツツジ

イワカガミ(今日の一枚の再掲)

頂上の表示板

三角点。見晴らしはない。

三角点から展望地の途中。ブナなど緑がきれいだ。

展望地

展望地

展望地から徳佐盆地、十種ヶ峰方面

桐ヶ峠の林道入口。”熊出没”の看板が!!


高岳山GPSマップ

高岳山