山口市仁保から徳地方面荷卸峠方面へ少しいくと、防府市奈美方面の看板があるので右折。しばらく行くと蕎麦ヶ岳の看板があるので、そこを右折すると駐車場がある。そこに車を置く。
12月28日から冷え込み、29日朝から雪が降り始め、見る見るうちに積もり、ここも一面雪で、寒いのか誰もきていない。
駐車場から全く足跡のない雪の上に足跡をつけて登る。
途中、林道と合流し、砂防ダムの工事現場まで道は広い。そこを過ぎて山道になるが、道はしっかりしており迷うことはない。
道なりに進めば、しばらくして稜線に出る。そこを90度左に回り、きつくはないが何度かUP、DOWNをくりかえすと頂上はすぐである。
登山道は、一面真っ白になっており、一部木がしなって進路を遮っていた。少しの風などで、木の上の雪が粉のように降り注ぐ。温まった体に心地よい。
登山道は雪がすばらしい風景に変えてくれて、雪の白さで心が洗われるようである。頂上付近から樹氷が現れ始める。頂上付近は気温が低く風もあったようである。午後からの登山であったが、気温が思ったほど上がらないようである。
雪景色を楽しみながらゆっくり登った。しばらくして、頂上へ。
頂上は足跡もなく、申し訳ない感じがしたが、ゆっくり三角点に近寄る。
北側は、吹雪いているようで、ほとんど山並みが見えない。南側は瀬戸内海が雲間からのお日様で黄金色に輝いていた。
頂上で、湯を沸かしてコーヒーで体を暖める。
時々差す太陽の光が、東・西鳳翩山やダツヤ山、真太ヶ岳、白石山などを白く浮き上がらせる。
気温は低いが、眼下の白い風景が寒さも忘れさせてくれるようなすばらしさである。
時間を忘れて、山と雪の色に浸っていたが、日も傾いてきた・・・。
下山開始。道は殆ど雪は融けていない。下る道が伸びるほど風景から白色が少なくなる。意味はないがちょっと寂しいような気がした。
駐車場では、車についている水滴という水滴がすべて凍っていた。
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