6月の白滝山、天井ヶ岳
登山口は、下関市豊田町西市から同豊北町へ向かう途中(田耕地区)から杣(そま)地方面へ入る。
田耕神社を左にかすめて進む。道なりに行くと林道(白滝線)に変わるのでそのまま進み、白滝登山道の看板そばに駐車して、沢伝いにの登山を開始する。もっと手前から登山道はあるが、健脚の方はそちらへどうぞ。
登山道は、登山口からいきなりガレ場で急な道である。しばらく行くと沢の中を歩くようになる。
ゴルジュ帯付近は、岩を乗り越えていく行程なので、なかなかダイナミックである。
しばらく行くと、山の由来か、きれいな滝が現れる。岩場はここで終了。滝を越えていくと、林道に出る。
林道からは、白滝山頂上への看板があるので、そこからは20分程度で頂上である。
頂上は、木が切り払われて一位ヶ岳や油谷方面のすばらしい風景が望める。
白滝山からは、天井ヶ岳への従走路がある。
時間的にやや厳しいが、天井ヶ岳へ足を伸ばしてみた。
従走路は、はっきりしていて迷うことはないが、木が茂って木の中を通る感じである。湿気も多く、また、シカの樹木への食み痕も多くあった。アップダウン
を繰り返しながら、約一時間。天井ヶ岳の頂上は木はない。しかし、周りを木が囲んでいるので、木間には一位ヶ岳等が見えるが、思ったほどには見晴らしは利
かない。一位ヶ岳へも縦走できそうである。
夕暮れも近いので、また早足で白滝山へ。
白滝山を通過して、林道へ降りて登山口へ歩いていると、シカの死骸があった。シカの生息数が多いようである。縦走中にもシカの鳴き声を聞いた。
下山は、沢を降りると雨の後などでは滑りやすいので、安全のため帰りはなるべく林道を通って下山したほうがいいと思われる。
2月の白滝山
冬場はツララがすばらしいとのことで、2月3日に登ってみました。
登山口付近は全く雪がなく、ゴルジュ帯を過ぎたあたりから、足元に雪が見え始める。
気温がやや高かったが、滝の付近では、立派なツララを見ることができた。
頂上では数センチの積雪と強風で体温が奪われる。とても寒かったが、用意した鍋を炊いて食べる。暖かい鍋であったが、指先などが冷えてしまい、早々に下山開始。
林道へ降りると、すぐ近くに2頭のシカがとても大きな声で鳴いていた。ここは、以前、シカの死骸があったところであった。
もう、日暮ではあったが林道なので安心して歩いていたが、登山口近くに停めていた車を見られた地元の方が、登ったまま降りてこないし車があるので、山で
迷っているのではないかと心配されて、登山口で待っておられた。もっとゆっくり降りていたら、警察などへ連絡されて大変なことになるところであった。
地元の方にご迷惑をおかけした登山となった。
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