大高神山 (おおたかがみやま) 周南市
標高 647.3m
登山日 2007年9月23日
登山口(15:33)〜頂上(16:08)〜展望所(16:10)
展望所(16:19)〜頂上(16:21)〜登山口(17:01)

所要時間 1時間28分
約3.461km(往復)



 以前、向道湖そばから大道理へ向かう途中に、この山の看板を見かけていて、気になっていた山である。
 天気は、曇り。雨が降り出しそうではあったが、とりあえず登ってみることにした。今回、メンバーは2人。

 山の看板そばは、数台は停められそうな広さがある。看板には「車は、この付近の空き地に自由に駐車してください。」とあったので、素直(?)に停めさせていただいた。

 看板の右に登山口がある。ここからの道は、よく整備されている。急坂もあまりなく、少し滑りやすいところもあるが、総じて登りやすい道が続く。夏場は虫に悩まされるかもしれない。また、虫が多い分蜘蛛の巣も多い。そのため、晩秋以降がいいと思われる。

 登山道のそばには、戦時中のものと思われる煉瓦造りの建物などが散在している。崩れかかっているものもあるので、なるべく中には入らない方が賢明かもしれない。

 虫を払いながら、そうこうしていると、40分足らずで頂上に着いた。頂上付近には大きな「砲台指揮所跡」の建物があった。砲台指揮所跡から左に50m行くと、展望台がある。ここからの眺望は徳山湾などがすばらしい。ただ、雨が降り出しそうで、残念ながら少し霞んでしまっていた。

 展望台あたりから雨粒が落ちてきた。ゆっくりする間もなく引き返す。頂上付近の「砲台指揮所跡」で雨宿りがてら、ステンレスの立派な箱に収められている登山記録帳を拝見させてもらい、せっかく登ったので少し書き込みをさせていただいた。

 雨が少し強くなってきたので、下山開始。
 登山道は、木がよく繁っているので思ったほど濡れずに下山することができた。

 この山は、ご来光や冬場でも登っておられる方がいるようである。今回、景色が霞んでいたので、冬場にまた来てみたい。

 この山は、第2次世界大戦時は軍事施設だったようで、当時は、高空を飛んでくる爆撃機や飛行機を打ち落とす「高射機関砲」が設置してあって、油庫、兵舎や宿舎も備えて、かなりの規模であった。
 今は、煉瓦造りの「砲台指揮所跡」、「高射機関砲台跡」などが当時を偲ばせるだけとなっている。


登山口。向こうが向道湖へ。

登山口を知らせる道標。

登山道。一部滑りやすくなっている。

途中にある「油庫」跡。

頂上付近の「砲台指揮所」跡。左に行くと展望台。

展望台。

展望台から徳山湾を望む。

展望台。白く見えるのは「鏡」?

展望台←→砲台指揮所跡の間にある。生えてたら「どうぞ」とのこと。

展望台から徳山湾を望む。もう1枚とほぼ同じ。


頂上。

頂上の三等三角点

頂上付近から、砲台指揮所。その向こうが展望台

砲台指揮所の中にある、登山記録帳。箱が立派!

大高神山GPSマップ


大高神山