この日は、とても天気が良くて、眺めがよいといわれている十方山を目指した。
吉和インターチェンジから15分程度のところに登山口がある。登山口には、天気がいいことから30台前後の車が既にあった。人気の山であることが窺え、登山口には、立派な案内図やトイレもよく整備されている。
登山口を出発する。道は歩きやすい。林間には季節柄キノコも多い。また、楓も多く、紅葉時期も良さそうだ。
登山道では、多くの登山客とすれ違う。林間の緑がきれいなのでゆっくり登った。
登山開始から1時間後の14時30分ころには、あれほど天気が良かったのに雨が落ちてきた。樹間を歩いているのでさほど濡れはしないが、念のためカッパを出して上だけ羽織った。思ったより強く降ったが、通り雨と思い、登山を続けることとした。
樹間を出たころ(15:30)には、幸いほとんど雨があがった。ここからは殆ど木がなく草原となる。とても広い。少し行くと、遠くに頂上の看板が小さく見える。
遭難の碑が途中あり、冬場に遭難された方の碑らしいが詳細は分からなかった。
頂上からは360度見渡せる。この日は、突然の雨で周囲がかすみ、残念ながら風景は望めなかった。
この山の本当のピーク(地図上の十方山)は少し離れたところにあるが、そこに向かう道は分からなかった。山の看板があるところにも三角点があり、ここが登れる十方山のようだ。
なだらかな山容は懐の大きい山を窺わせる。
雨が少し落ちてきて、日没も早くなってきているので、頂上でゆっくり出来ず、10分あまりで下山を開始する。
9月中旬のため、登山口ではもう薄暗くなっていた。また、駐車場には2台しか残っていなく、結局最後に駐車場を後にした。
この駐車場には、登山靴を忘れられた方がいたようで、その方があとどうされたか少し気になった。
林間を歩いてみて、距離は少しあるが、緑がきれいな登山道である。
改めて天気の良い日に、今度は十方山林道方面からもう一度登ってみたいものだ。
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