寂地山(じゃくちさん) 標高 1,337m
冠山(かんむりやま) 標高 1,339m
登山日 2006年 5月 3日
※画像はクリックすると大きくなります。(戻るときはブラウザの「戻る」をクリックしてください。)
キャンプ場駐車場(8:25)〜五竜の滝(8:40)〜木馬トンネル(8:55)〜寂地峡〜みのこし峠(11:16)〜寂地林道への分岐(12:47)〜寂地山(12:53)出発(13:32)〜分岐(14:12)〜分岐(14:22)〜冠山(14:39)出発(15:11)〜分岐(15:25)〜分岐(15:29)〜寂地山(16:05)〜寂地林道分岐(16:22)〜林道終点(16:54)〜キャンプ場駐車場(18:13)

所要時間 9時間48分
距   離 19.981km(GPSの距離。木馬トンネルの距離は含まれていません。)

朝早く出発し、8時過ぎに寂地山キャンプ場の駐車場に到着。多くの登山客がいて、次々に出発していく。
五竜の滝コースから登山。
五竜の滝は水量も豊富で、緑と木漏れ日を楽しみながらゆっくり登る。こちらのコースはあまり多くの登山客はいない。距離があるからか?
木馬トンネルに到着。真っ暗で、高さが1.6m前後で頭に注意しながら通り抜ける。
寂地峡に入る。イワカガミは見つからなかったが、ショウジョウバカマが一株見ることができた。
寂地峡は、ちょうど木々が芽吹きはじめ、天気の良さも手伝って明るい黄緑とでもいうのか、すばらしい芽吹く新緑の中を1時間半程度かけ、ゆっくり緑や草花を楽しみながら気持ちよく歩くことができた。
途中、竜神の滝に寄る。それにしても寂地山系は水が豊富なようである。
寂地峡から分れると、斜度がやや急になり峠が近くなる。
みのこし峠に到着。いきなりカタクリの群生が目に入る。余りの多さに感動する。このあたりに群生しているとは聞いていたが、群生というより稜線一帯に生えている。
その数に圧倒される。密度の差はあるもののカタクリは冠山まで続いている。
このカタクリに限らず、自然の資産を次の世代に減少させることなく引き継ぎたいものである。
みのこし峠から登山客が多くなる。左右のカタクリを楽しみながらゆっくり歩く。そのため登山客に先を譲ることも。
他の木々は芽吹き始めているが、ブナは殆ど芽を出していない。
寂地林道への分岐、昼時でもありカタクリに囲まれながら多くの登山客が弁当を広げている。
もう少し先の頂上で昼食。頂上でも多くの登山客が昼食。我々もカタクリとブナに囲まれて昼食。
このようなお花畑で気持ちよく食事ができることに感謝。
よくみると、寂地山は三角点がみあたらない。
カタクリをめでながら頂上の景色を楽しむ。
頂上からは立派なブナ林があるため、他の山々は望めないものの、カタクリやブナがそれ以上の景観を見せてくれるので飽きることはない。
至福のひとときを過ごし、冠山へ。稜線を歩くため大きなアップダウンはないので、とても歩きやすい。途中、鳥たちが意外と近くにいることが多く感動。、また、木のうろに作った巣を発見。途中一箇所、南側に展望が開けたところがある。
分岐を2つ通り冠山へ。
頂上は2組先客あり。こちらも頂上からの眺望はなかった。帰ろうとしたとき、先達の方から展望所があることを教えていただいた。感謝。
展望できるところはここ1箇所だけであったが、旧吉和村が、また十方山、恐羅漢山、安蔵寺山などのすばらしい山容が望めた。
岐路は、寂地山へ引き返し、寂地林道コースを帰る。寂地林道では、数株ショウジョウバカマを見ることができた。

五竜の滝入り口
竜尾の滝
登竜の滝
竜頭の滝
木馬トンネル入り口
木馬トンネル出口
木馬トンネルを過ぎてすぐの竜ヶ岳観音との分岐標識
ルート案内図

エイザンスミレ
竜神の滝
マムシ草
寂地峡の木々の芽吹き
ブナも早いところは少し芽吹いている。稜線付近はまだ芽が出ていなかった。
みのこし峠
カタクリ
沿道に咲くカタクリ
沿道に咲くカタクリを楽みながら歩く
一面のカタクリ
寂地林道との分岐
寂地山頂上
寂地山頂上
寂地山から冠山へ行く途中の展望
まだ雪が残っていた
冠山頂上
冠山頂上三角点
吉和村付近、左の山は女鹿平山
恐羅漢山、十方山、女鹿平山
十方山、頂上に残雪が見える。

ショウジョウバカマ


寂地山・冠山