平家ヶ岳(へいけがだけ) 岩国市(旧錦町)、島根県六日市町
標高 1,066.4m
登山日 2007年10月21日
平家屋敷跡(15:07)〜登山口(15:26)〜頂上(15:47)
頂上(17:07)〜登山口(17:25)〜平家屋敷跡(17:38)

所要時間 2時間31分(頂上での1時間20分含む)
約2.717km(往復)


 以前9月5日に、長野山に行ったとき、帰りに下見をしておいたので、近いうち来ようと思っていた山である。
 今回メンバーは2人。

 須金から、広瀬へ抜ける道の途中に、木谷峡への道がある。この道を上流へひたすら登っていくと、長野山方面へ行く道との分岐から林道となり、道も車のすれ違いができない位の道となる。
 平家屋敷跡まで、木谷峡の流れを遡る。
 きれいな紅葉などが望めそうであるが、この時期はまだ少し早い。
 林間、川の傍はなかなか景色などがすばらしい所を走るので、車の運転時、脇見はしないように。

 平家屋敷跡の広場に車を停めさせていただいて、頂上まで1.5Kmの看板があるところから出発する。
 ここは、標高が約830m(GPSで計測)もある。
 平家の落人たちは、このような高地によく住んでいたものだ。畑などの平地もほとんどないので、当時の人は食料調達に大変苦労したであろう。

 さて、平家屋敷跡からはセメントの舗装路である。車でも走れそうであるが、距離もさほどでないので、歩いた方がいいだろう。平家屋敷跡から、登山口までは約970mである。
 登山口までの山並みは、もう紅葉がはじまっており、一部で鮮やかな赤や黄が見られた。

 登山口では、頂上まで0.5Kmの看板が設置してある。ここまでの林道はまだ続いており、六日市町へ行けそうでもあるが、地図上では途中までとなっている。
 登山口付近から、その六日市町が見えてくる、また、頂上も望める。

 登山口からは急坂となり、ササも多くなる。ササ漕ぎする場所も多いが、迷うことはない。
 途中までは木々の間、ササをかき分けるが、中間過ぎから後方が開けてくる。
 天気がとてもよかったので、途中からの景色もすばらしい。距離は600m弱(GPS計測)なので、20分程度で頂上だ。

 頂上は、さほど広くはない。北西から南東の南側約180度がよく開けている。反対側は残念ながら立木で風景は見えない。
 頂上からは、羅漢山、冠山、寂地山、安蔵寺山などがよく見える。
 ここも、登山ノートがあり、少し書き込みをさせていただいた。
 ノートを見ると、六日市からの登山ルートがあるようである。登山道から頂上の反対側に道があるようであるが、それかもしれないが、そのルートかは確認できなかった。

 夕方から、また快晴の日に登ったため、気温が低く、吐く息も白くなってきた。
 寒くなったので、湯を沸かしてコーヒーをすする。すばらしい天気と景色を眺めながらのコーヒーは格別・・・、と言いたいところであるが、日没近くになり、気温が急速に下がってきたので、体は思ったほど温まらない。
 それでも、頂上では1時間20分も快晴の中ですばらしい風景を堪能した。
 気温が下がっているので、下山を開始する頃には、ササにもう露が降りていた。

 距離もあまりないので、駐車場には日没(17:34 山口)後になったものの暗くなる前に着くことができた。

長野山との分岐、左に進む。

左の画像の傍にある案内板

平家屋敷跡の説明板。この付近に駐車した。

平家屋敷跡近くの平家ヶ岳の案内板。

登山口へ続く道。

登山口までの途中で。既に紅葉が始まっている。

平家ヶ岳登山口。

登山道の笹。

登山道にあったセンブリ

頂上。向こうに道がある。六日市町からの道か?

三角点。

羅漢山。

中央の尖頭は冠山

安蔵寺山

金峰山GPSマップ

平家ヶ岳