以前9月5日に、長野山に行ったとき、帰りに下見をしておいたので、近いうち来ようと思っていた山である。
今回メンバーは2人。
須金から、広瀬へ抜ける道の途中に、木谷峡への道がある。この道を上流へひたすら登っていくと、長野山方面へ行く道との分岐から林道となり、道も車のすれ違いができない位の道となる。
平家屋敷跡まで、木谷峡の流れを遡る。
きれいな紅葉などが望めそうであるが、この時期はまだ少し早い。
林間、川の傍はなかなか景色などがすばらしい所を走るので、車の運転時、脇見はしないように。
平家屋敷跡の広場に車を停めさせていただいて、頂上まで1.5Kmの看板があるところから出発する。
ここは、標高が約830m(GPSで計測)もある。
平家の落人たちは、このような高地によく住んでいたものだ。畑などの平地もほとんどないので、当時の人は食料調達に大変苦労したであろう。
さて、平家屋敷跡からはセメントの舗装路である。車でも走れそうであるが、距離もさほどでないので、歩いた方がいいだろう。平家屋敷跡から、登山口までは約970mである。
登山口までの山並みは、もう紅葉がはじまっており、一部で鮮やかな赤や黄が見られた。
登山口では、頂上まで0.5Kmの看板が設置してある。ここまでの林道はまだ続いており、六日市町へ行けそうでもあるが、地図上では途中までとなっている。
登山口付近から、その六日市町が見えてくる、また、頂上も望める。
登山口からは急坂となり、ササも多くなる。ササ漕ぎする場所も多いが、迷うことはない。
途中までは木々の間、ササをかき分けるが、中間過ぎから後方が開けてくる。
天気がとてもよかったので、途中からの景色もすばらしい。距離は600m弱(GPS計測)なので、20分程度で頂上だ。
頂上は、さほど広くはない。北西から南東の南側約180度がよく開けている。反対側は残念ながら立木で風景は見えない。
頂上からは、羅漢山、冠山、寂地山、安蔵寺山などがよく見える。
ここも、登山ノートがあり、少し書き込みをさせていただいた。
ノートを見ると、六日市からの登山ルートがあるようである。登山道から頂上の反対側に道があるようであるが、それかもしれないが、そのルートかは確認できなかった。
夕方から、また快晴の日に登ったため、気温が低く、吐く息も白くなってきた。
寒くなったので、湯を沸かしてコーヒーをすする。すばらしい天気と景色を眺めながらのコーヒーは格別・・・、と言いたいところであるが、日没近くになり、気温が急速に下がってきたので、体は思ったほど温まらない。
それでも、頂上では1時間20分も快晴の中ですばらしい風景を堪能した。
気温が下がっているので、下山を開始する頃には、ササにもう露が降りていた。
距離もあまりないので、駐車場には日没(17:34 山口)後になったものの暗くなる前に着くことができた。
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